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2012年9月に王建民氏のインタビューが時事速報にて掲載されました

     智摩莱商務諮詢(上海)有限公司(GML上海)江口征男総経理が当校校長王建民氏にインタビューしました。

内容は下記の通り、2012年9月時事速報にて掲載されました。:

第66回
 「日系企業は 通訳力アップ にもっと投資を」
   上海黄浦区育成通訳センター 校長 王建明さん

 10年前に中国で初めて日中間の通訳を育成する学校を開校した上海黄浦区育成通訳センター校長の王建明さん=写真=に、通訳の良い利用方法について聞いた。

−王さんの学校では、 語学」を中心に教えているのですか。
 通訳を目指す人も勘違いしていることが多いのですが、語学力があるか
らといって、良い通訳ができるとは限らないのです。例えば日中の通訳の
場合、日本語と中国語の語学力があることは大前提ですが、さらに「聞き
取れた内容を理解し、整理・分析する力」、そしてそれを通訳する言語で
伝える際に「的確な言葉を選択する力」、記憶力を補うためのテクニック」
などが重要なのです。さらに同時通訳になるには、瞬発力、耳で話を聞き
ながら別のことを話す能力などが必要になります。プロの通訳者になるた
めには、日本と中国の商習慣、文化・歴史への理解、技術、金融、不動産、
法律など複数の分野の専門用語や知識も持っていなければなりません。
そこで私たちの学校では、日本人と中国人の混合クラスで勉強してもらっています。
 それらに加えて、通訳者の礼儀作法やマナーなども徹底的に教育しています。初対面の人とコミュニケーションを取る機会が多い通訳は、第一印象や信頼が大事だからです。


 −能力よりも「コスト」を優先して通訳者を選ぶ日系企業が多くないですか
 残念ながら「単価の安さ」で通訳を選ぶ日系企業も少なくないのが現状です。コミュニケーションの重要性をよく理解している中国ローカル企業が、最初から一番優秀な通訳を雇うケースが多いのとは対照的かもしれません。
 例えば、弊社で登録されている通訳者の中でもアテンドレベルの大学院生に対して、同時通訳レベルのプロは単価が7倍も違います。しかし能力は7倍以上違います。プロの通訳を使うことで、一発で商談を決めることができることを考えれば、交渉にかかる社員の工数、日本からの出張経費なども含めたトータルコストが一番安く済むのは、実は単価の高い優秀な通訳だったりするのです。実際にわれわれのプロの通訳を利用していただいたお客さまは、ほぼ次もプロの通訳を希望されるので、一度利用していただけばその能力の差が分かるのだと思います。


−日系企業が社内で抱えている通訳人材の通訳レベルを上げる努力もした方がいいですね
 その通りです。通訳という仕事は、思っている以上にビジネスで重要な役割を担っています。通訳は社内外のコミュニケーション全てに関わる仕事であり、かつ通訳者による能力のバラツキが大きいからです。日系企業では日本人駐在員のために社内通訳者を雇っていることが多いと思いますが、そういう社内通訳者の通訳力の向上にもっと投資すべきだと思います。例えば社内研修の一環として、外部から講師を招き半年ほど毎週2時間×2回(費用にすると、1回当たり2000∼4000元程度)の研修を行うだけでも、社内のコミュニケーション能力が飛躍的に上がるでしょう。こういった研修には、社内通訳者だけでなく、日本人経営者と日本語でコミュニケーションを取る必要がある業務ライン上の中国人幹部にも参加してもらうといいと思います。

−通訳を目指す中国人は、翻訳をやりたがらない人が多いようですね。
  そうです。その一番の理由は「報酬」です。通訳の報酬は、翻訳よりも圧倒的に高いからです。ただ、 言葉の洗練度を上げるには通訳者になる前に立派な翻訳者でなければいけないので、私たちの学校の 通訳コースでは、生徒に翻訳の宿題をたくさん出して鍛えています(笑い)。 聞き手=江口征男)

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